安達緩和医療懇話会
もくじ
安達緩和医療懇話会について
悪性腫瘍が死因第一位となって久しく、現在の我が国では、およそ3人に1人がなんらかの癌、悪性疾患により亡くなっていると云われております。
最近では、外科的手術、抗癌剤、放射線等の従来の治療法ばかりでなく、遺伝子治療をはじめとした、分子生物学的なアプローチによる癌根治医療もめざましい進歩を遂げつつあります。また、1987年WHO方式の癌疼痛治療法の導入以降モルヒネが普及し(『がんの痛みからの解放』武田文和訳 金原出版)、癌性疼痛コントロールにおいては、「緩和医療」あるいは「ホスピスケア」の名のもとに、充実した対症療法が可能となってまいりました。
しかし、一般臨床医、特に開業医が、癌末期の患者さんと向き合うことは中々に困難がつきまとうのが現状です。ましてや、癌によりもたらされる最期は、種々の合併症による苦痛を伴いやすく、時に悲惨です。
そういった状況を見直し、我々に何が出来るか、我々がしなければならないことは何かを考える場として、安達地方の開業医、勤務医数名が中心となり、平成15年10月、私的なグループとして安達緩和医療懇話会を発足いたしました。
「懇話会」の名の通り、形式にこだわらない自由な会を目指し、同年11月には「モルヒネの適正使用」をテーマに、はじめての勉強会を開催いたしました。
以降は、年に数回と不定期なものの、緩和医療に関する講演会、勉強会を開催し、多職種との連携を目的に、ケアマネージャーや訪問看護センター看護師、行政等の方々にお集まりいただいております。
そもそも、「緩和医療=終末期医療」に限ったわけではありません。
また、懇話会設立時より医師だけの集まりとはせず、看護師、薬剤師、保健師、介護福祉士のみなさま等、医療・介護に関わる職種の全ての方々を対象とした、より実践的な会にしたい想いを抱いております。
今後は、医療の範疇にとどまらず、多職種のみなさまと連携を取りつつ、介護・福祉・教育等の面においても、地域のために役立つ活動を行っていく所存です。
あだち地方在宅支援マップ
ごあいさつ
昨今の我が国において、「在宅医療」の推進が叫ばれている割に、望ましい医療の形が実践されているのは、極めて数少ない地域に限られているのが現状と思われます。
安達地方においても、医療に限らず、介護、福祉の多岐にわたり、当事者が望む、住み慣れた環境の中での生活が難しいケースが多々見受けられます。
医療機関、介護施設、福祉施設等の社会資源の周知を目的として、当マップの作成を思い立ちました。安達地方内外の全ての医療・介護・福祉関係のみなさまのお役に立てれば幸いに存じます。
今のところ、未だ不備な面が多いかと思います。「こういうのがあればいいと思っていた」、「これがあって助かった」と御活用いただける内容を目指し、今後も改良を重ねていく所存でございます。
何卒よろしくお願い申し上げます。
平成21年9月
安達緩和医療懇話会 代表世話人
佐久間秀人
マップの見方
二本松市、本宮市、大玉村の3市村を、「二本松・安達」、「岩代・東和」、「本宮・大玉」の3地区に分類いたしました(下図参照)。
マップには、各地区の医療機関、介護保険関連施設、障害福祉事業所を、各々種別にまとめた形で掲載しております。
マップ番号をクリックするとPDF形式の地図を開きます。
もくじ
マップ番号 | 掲載内容 | |
---|---|---|
1-1 | 医療機関所在地 | 二本松・安達地区 |
1-2 | 岩代・東和地区 | |
1-3 | 本宮・大玉地区 | |
医療機関情報一覧 | ||
2-1~2-5 | 介護保険関連施設所在地 | 二本松・安達地区 |
2-6 | 岩代・東和地区 | |
2-7~2-9 | 本宮・大玉地区 | |
介護保険関連施設情報一覧 | ||
3-1 | 障がい福祉事業所所在地 | 二本松・安達地区 |
3-2 | 岩代・東和地区 | |
3-3、3-4 | 本宮・大玉地区 | |
障がい福祉事業所情報一覧 | ||
行政施設一覧 | ||
関係業者一覧、参考図書 | ||
製作、協力 |